こんにちは。私は民間企業でメンタルの持病を持ちながら障がい者枠で働いているOLです。
今回は、精神的な持病を持ちながら一般企業で安定的に働くためにはどうしたらよいか、自分なりの考え方を紹介したいと思います。
1. 障がい者としての合理的配慮
自分なりの考えというより国から企業に対する要請になりますが、企業の障がい者枠で就労した被雇用者は、勤務していく上で障がいになるものを取り除くための合理的配慮を企業へ求め、企業はそれを履行する義務があります。(参考:政府広報オンラインHP「事業者による障害のある人への「合理的配慮の提供」が義務化」)
合理的配慮というのは、例えば身体障害であれば車いすが操縦できるオフィス環境の整備や、視覚障害であればデスクトップパソコンの画面がより鮮明に映し出されるツールの提供などが考えられます。では、精神障害の場合は何が合理的配慮になるのか。それは個々人によって全く異なるといっても過言ではありません。
例えば、私の場合は業務の合間に必要があれば適度な休憩を挟むことや、毎日の長時間残業の抑制について会社側への配慮を求めています。前者について、持病による易疲労性があることから、業務や会議が通常より多い日などは社食へ行って10分程度の休憩をとることで、その後の生産性向上につながります。障害の有無に関わらず、誰でも自然と行っていることかもしれませんが、私の場合、知らず知らずの間に過集中に陥っていることもあり、疲れに気が付きにくいことも多々あります。そのため、帰宅すると一気に過度な疲れを感じ、夕食や入浴などやらなければいけないことがどんどん後ろ倒しになりがちになり、就寝する時間も遅くなることで翌日の起床や業務遂行の精度に影響が出てしまうことがあります。コンスタントに働いていくために、後で溜め込んでいた疲れが一気に出てしまうことのないよう、業務の中で意識的に休むことを取り入れています。
後者について、先述と少し似ていますが、毎日の長時間残業をなるべく避けたい意図として、それによる体調の揺らぎ、翌日の業務遂行に支障が出ないようにするためです。長時間の残業により、過度な疲れが取れないまま翌日に持ち越すと、持病のためか頭の回転が鈍くなり、いつもの円滑なコミュニケーションが取りづらくなります。周囲から見た場合、そのような様子は感じられないときと、少し今日は調子が悪そうだな、と見られているときがあると思います。むろん、自分主体で話す会議がある日などはその影響が諸に出ます(精細を欠いた話し方や受け答えになってしまいます)。十分な睡眠をとることが円滑な業務遂行の確実な近道であるため、長時間の残業が毎日続くことがないよう、配慮をいただいています。そうはいっても、その日の業務量や会議の件数によってある程度残業が必要な日はあるため、毎日にならないように日々の業務量を調節しています。その結果、時限性が決められていない重要度の低い業務が後ろ倒しになっていることもあるのですが、その際は上司に適宜進捗状況と業務完了時期を報告しています。
個人の障害の度合いや、日々の病気の症状の出方による波によって、当事者が求める合理的配慮は全く異なります。個々人の特性によって異なるのは精神障害だけでなくすべての障害に言えることですが、精神障害の場合はどのような配慮をしたらよいのか周囲から見ればわかりづらいため、本人が発信していくことが重要だと思っています。